Nintendo3DS（ニンテンドー3DS）評価/感想/レビュー

2011年09月22日

モンハン3Gをはじめとした、多くの新作ソフトの発表を受けて、私もNintendo3DSをついに購入しました。

まだソフトで遊んではいないのですが、少し触ってみた感想などを書きたいと思います。

以前のNintendoDSからは大幅に進化

当然といえば当然かもしれないですが、さすがに以前のNintendoDSから比べると、機能が大幅にアップしています。

目玉となっている裸眼立体視（3D)機能はもちろんなのですが、まずはグラフィック性能もDSと比べると格段に上がっています。3D機能に関しては、合う人も合わない人もいて、いろいろな意見があるようですが、合わない人は3D機能をオフにできるので、それも配慮されていて良いと思います。個人的には、新しい映像体験として、単純に新鮮でした。

また、3Dカメラの機能やMii広場など、はじめから楽しめるオンラインコンテンツが内蔵されています。
ニンテンドーeshopでは、ゲームボーイのソフトのバーチャルコンソールや、3DS用の専用ソフトをダウンロード購入することができます。

（個人的には、以前のカンファレンスで放映されていた、モンハン3Gの実際の3DSでみた場合の立体視映像をダウンロードして見ることができたのがうれしかったです。）

また、3DSには標準で3DS用のウェブブラウザが内蔵されていて、インターネットの検索などでホームページを見ることができます。ただし、こちらのブラウザに関しては、最近のスマートフォンに内蔵されているブラウザと比べると、かなり厳しい出来だといわざるを得ません。（確かにインターネットはでいるのですが、表示速度、画質などの点で、かなりスマートフォンに比べると劣っていると思います。）

携帯版Wii?

全体的に、デザインやメニューなどがWiiと似ているので、Wiiが小さくなってそのまま携帯機になったような印象を受けました。

これだけの機能が盛り込まれて、価格が値下げして15,000円というのはかなり安いと思いました。買おうかどうか迷っている人は、十分買いだと思います。

問題はソフトの充実、PS Vita、スマートフォンなどのライバル機

さて、実際に触ってみて、3DSは価格以上の十分素晴らしい性能を持っていると感じたのですが、今のところ予想通り売れて行っているというわけではないようです。

その原因としては、やはりソフトがまだ充実していないということはあると思います。ユーザ側としては、ゲーム機そのものが欲しいということはあまりなく、どうしてもプレイしたいゲームがあるので購入する、あるいは友達が持っているので買うという場合が多いでしょうしね。

その意味では、年末にはモンスターハンター3Gが発売されますし、（Wiiでモンスターハンター３が大きく成功しなかったのは、ハードを持っている層が、モンハンをプレイする層と違っているという理由はあったと思いますが）、これからではないかと思います。

また、バーチャルコンソールなどのオンラインストアから購入できるコンテンツも、今はお世辞にも多いとはいえないので、今後増えていって欲しいと思います。

年末にはライバル機であるPS Vitaが発売されます。こちらはロンチなどのソフトを見てみると、急激に売れるということはないかと思いますが、スペックや機能などからして、ゲームをプレイしない人でも、ガジェット好きな人はそれだけで購入する人もいるのではないかというようなハードになっているのではないかと思います。

また、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンの普及により、手軽なゲームは専用のゲーム機がなくても、安く楽しめるようになってきています。このため、NintendoDSが取り込んでいたライトゲームユーザを3DSでも獲得できるのかどうかは同社にとって課題となっているようです。

個人的には、年末に発売されるモンハン3Gをはじめとして、当面はソフトが多く発売されるようなので、楽しみにしています。

おすすめ度：★★★★★ 5/5
価格に対して素晴らしい性能だと思うので、満足です。