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Chrome OS内蔵PC「Chromebook」の発売が決定。まずは海外で先行発売。

2011年05月13日

Chromebook

Chrome OS内蔵のPC「Chromebook」が発売されることが正式に発表されました。

発売値は6月15日でSamsungとAcerから発売されるとのことで、まずは欧米7カ国での発売になるようです。(日本はまだ少し先みたいです。残念!)

Chromebookのイメージとしては、起動するとGoogle ChromeをベースとしたOSが立ち上がり、そこでネットを通じて全ての作業を行うことができるとのことです。

これまでのPCといえば、まず起動するとWIndowsなどのOSが立ち上がり、そこからブラウザを開いてインターネットをすることは1つのメニューでしかありませんでしたが、起動するとまずブラウザが立ち上がり、ブラウザ上でネット閲覧からメール、ファイル作成など、全ての作業を行うイメージです。

確かに今ではメールであればGmail、ドキュメント作成ならGoogle Docs、スケジュール管理ならGoogl calenderと、多くのことがブラウザ上から行うことができるようになってきてはいます。

ただし、これらのことは、通常のPCでも可能です
通常のPCでも、Chromeを開いて出来ることですからね。

そういった意味で、Chromebookならではの素晴らしい点ということについて何があるのか考察をしてみました。

1)起動が速い、バッテリーが長時間稼働。
起動するのにかかる時間は8秒前後であるということです。
スリープ状態ならともかく、シャットダウンからの起動で8秒というのは確かに速いです。
これは確かに魅力的ですね。
また、バッテリーも10時間近く持つようです。

2)全てのデータはクラウド上で管理され、万が一PCが壊れても大丈夫。
PC上でのデータはクラウド上(Googleのサーバ上)に管理されるため、万が一PCが壊れても、データが消失することはありません。また、作業後に別の端末からも容易にアクセスができます。
ただし、これは一方で、Googleのサーバ上のデータが万が一消失すれば大変であることも意味しており、また他の人にパスワードを盗まれた場合などを考えると、メリットだけという訳でもない気がします。

3)セキュリティ対策が必要ない
普通のPC(Windows)であればウイルス対策はしておいたほうがよいですが、Chromebookの場合、セキュリティが常に最新の状態に自動で更新されるため、セキュリティ対策は不要とのこと。
これは楽かもしれないですね。

4)全てのソフトは自動で最新の状態にアップデートされる。
AppのデータはGoogleが全て自動で最新の状態にアップデートをしてくれます。これは楽ですね。

5)どこでもインターネットに接続
Wifi接続の他にも、端末によっては3G接続に対応しているとのことです。
これは便利そうですが、回線の速度によっては仕事するには厳しいかもしれないですね。

6)気になる価格は?
価格は、Samusungの「Series5」は、Wifi+3Gモデルが499.99ドル、Wi-fiモデルが429.99ドル。
日本円にして、4万円〜5万円前後くらいで手に入るようです。
これはiPadにも近い価格で、非常にリーズナブルでうれしいですね。

<感想>
実用性がどこまで高いのかは疑問もありますが、価格が割と安価なことも相まって、発売されると間違いなく人気を呼ぶ商品になりそうな気がします!
未来のPCの1つの形ともいえる、画期的な製品ではないでしょうか。

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