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GCP Associate Cloud Engineerの資格試験に合格した

2023年12月02日

本日、Google Cloudの資格の、Associate Cloud Engineerを受験して合格したので、そのことについて書こうと思います。

GCP Associate Cloud Engineerを受験した理由

これまで、クラウド系のベンダー資格は、AWSのSAAと、Microsoftの Azure Fundamentalsを受験したのですが、Googleのクラウドはどんなことができるのか、また、他社サービスとの違いを押さえておきたい。そのために資格を目標にして勉強しようと思ったからです。

私のスペック

ITエンジニア歴は10年〜15年ほどで、所有資格は基本情報、応用情報、医療情報技師、AWS SAA、Azure Fundamentalsです。クラウド系の基礎知識はある程度ありますが、業務的にはソフトウェアエンジニアなのでネットワーク系の知識に関しては弱めといったかんじです。

試験の勉強方法と、勉強時間

ここでは、試験に向けてどういった勉強をしたかについて書こうと思います。

まず、試験対策として、トータルでは50〜60時間ほど勉強しました。

まず、以下の本を購入して一通り読みました。

図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

ただし、この本を読んだだけだと試験に挑むだけの模擬試験が十分に足りていないと感じたので、模擬試験の補完として、以下のKindle本の模擬問題を、Kindle Unlimitedを契約してから読めるようにして、2回ずつ解きました。

1週間で攻略! Google Cloud(GCP)認定試験 Associate Cloud Engineer 110問 (50問 × 2セット +) 本番用問題集(詳解付き) Google Cloud認定本番用問題集シリーズ

また、Udemyの以下の問題集を購入して、こちらはそれぞれ3通り解きました。

【GCP認定資格】Google Cloud Platform Associate Cloud Engineer模擬問題集

Udemyの問題は、3通り解いたことで、90%程度の正答率になりました。

また、Googleの公式の問題(20問程度)については3通り解き、満点を取れるようになりました。

Associate Cloud Engineer 模擬試験

試験の受け方

試験については、住んでいる地域の四国の受験会場がなく、最寄りの試験会場が大阪でした。そのため、自宅でリモートで試験を受けることにしました。

リモートで試験を受けるのは私も今回の試験が初めてだったのですが、問題なく受けることができました。

ウェブカメラが必要とのことでしたが、持っていたMacBookAirにはウェブカメラがついているので、特に試験用にカメラを購入する必要はありませんでした。

試験の監視には、ウェブカメラに常時映っていることと、GCPの試験申し込みサイトの解説にあるウェブブラウザ(Lock Down Browser OEM)をインストールしておくことが必要でしたが、特に問題はありませんでした。

試験の流れとしては、

試験時間に何もない部屋にノートパソコン(MacbookAir)を立ち上げた状態で待機

→試験申し込みサイトで試験を開始すると、試験官とチャットや音声でやり取りができる他、身分証明書をカメラで写して本人確認

→ウェブカメラで部屋を写して不正のない部屋であることを確認

→試験を開始するとインストールしていたウェブブラウザが立ち上がるので、そこで試験問題を時間内に解く

→試験を終了すると、アンケートを送信して終了

→試験の合否は、試験を申し込んだサイトで確認できる

という流れでした。

私の場合は一連の流れで特にトラブルはありませんでした。

試験の結果について

試験の結果については、受けた後にGCPの試験を申し込んだサイトで、合否についてはすぐに確認できますが、正式な結果については、7〜10日後にメールで連絡があるとのことです。

ちなみに、GCPの試験では、試験結果の合否判定が分かるのみで点数が何点だったかまでは分かりません。

合格点については、7割ということです。

試験は全部で50問なので、35問正解で合格ということですね。

試験合格にかかった費用について

受験費用:125ドル(為替レートで日本円換算で18000円程度

参考書購入費用:2700円

Kindel Unlimited費用:3000円程度

Udemy問題集費用:2400円

ということで、試験の合格に合計26000円程度かかってるということで、けっこう高めですね・・・。

一番高いポイントの受験費用は、バウチャーが使えたら良かったのですが、基本的にはパートナー企業向けにセールをやってることがあるくらいで、一般ユーザ向けには試験割引はあまり実施していないみたいです。なのでその点は恩恵に預かれませんでした。

試験を受けた感想と、試験の難易度について

結果的に一度の試験で合格することができたものの、試験の難易度は比較的高めで、手応え的には落ちたんじゃないかと、試験中には冷や汗をだいぶかきました。

上記で私が書いている模擬試験セットは、8〜9割は取れるようにしていたのですが、実際の試験で自分がこれまで解いた模擬試験と重服するような問題が半分程度で、残り半分くらいは模擬試験とかぶらない問題が出たので、あてずっぽうで回答した問題がけっこうありました。

なので、私は今回は結果的に一度の受験で合格できたのでよかったですが、おそらく点数的にはけっこうギリギリな気がします。

安定して合格しようとしたら、もう少し勉強したほうがいいといいたいところですが、試験範囲をすべてさらえるような教材がないので、GCPの公式サイトの解説を見て試験範囲になっている分野の理解を深めることや、実際に手を動かしてGCPを使ってみることなどもしておくと、もう少し安定感が上がるかもしれません。

私も、もう20〜30時間程度上記のような勉強しておくと、試験中に冷や汗をかかなかったかもしれません・・・。

なお、私が今回試験を受ける上で使った教材(特に模擬問題)はどれも試験対策には役に立ったものなので、すべて9割程度は取れるくらいには繰り返し解いておくことをおすすめします。(実際、半分くらいの問題は上記の教材のどこかで見た問題でした)

どれか一つの模擬試験を解くだけではどれも若干不十分なので、安定して合格したいのであれば、全て目を通しておくのはおすすめです。

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