バークシャーの2023年第三四半期は売り越し、過去最大の現金比率

2023年11月05日

バフェット氏が、第3四半期では株を売り越して、過去最大の現金比率ということが、日経で記事になっています。

バフェット氏投資会社、7〜9月に株式7800億円売り越し手元資金は過去最高水準に

バフェット氏の投資手法をベンチマークとしている私としては、参考になる記事です。

バークシャーの第三四半期の投資行動

株式取得額は17億ドルで、株式売却額は69億5300万ドルで、52億5300万ドル（約7800億円）の売り越しということですが、これがどの程度かというと、広義の手元資金は9月末時点で1572億4100万ドル、3186億ドルの株式ポートフォリオということで、バフェット氏のポートフォリオ全体から見ると、1%近くの売り越しということになっています。

ただし、あくまで7～9月期の行動ということで、10月に直近で言えばいったん株価が底値をつけていますが、そこでバフェット氏が株式を買いましたかどうかは不明です。

ただ、11月になって株価は値上がりしていて、バフェット氏にとっては、株式の買い場がない状況が引き続き続いているといえそうです。

また、291 億ドルを米国財務省短期証券に投資したとのことです。これはバークシャーの現金＋株式の比率から考えると、6%程度に相当していて、かなり大きめの金額を米国財務省短期証券に投資していることが伺えます。