DNSのPTRレコードの必要性について
2022年02月12日
DNSのPTRレコードの必要性についての解説です。
DNSレコードには「PTRレコード」という項目があり、通常使われるAレコードやAAAAレコードは、ドメイン名からIPアドレスを記載するということで分かりやすいのですが、IPアドレスからドメイン名を逆引きするって・・・・何のためって思わないですか? 私は思いました。
ユーザは普通はIPアドレスからドメイン名を逆引きしたいケースってそれほどないと思いますので。
色々調べてみた結果、こういう場合役に立つというケースがありました。
例えば、nslookupというコマンドがあり、このコマンドでは、引数にホスト名をドメイン名か、IPアドレスでも指定することができます。
IPアドレスを指定してnslookupを実行すると、ドメイン名が結果として帰ってくるわけです。
これは、nslookupで問い合わせる権威サーバが、IPアドレスに対応するドメイン名を持っているからみたいです。
そのあたりでPTRレコードがゾーンファイルに設定されているから、ドメイン名がきちんと帰ってくるみたいですね。
上記がnslookupコマンドの仕様として正しいのかどうかは、調べられてないので間違っていると申し訳ありませんが、「確かに、IPアドレスからドメイン名を逆引きするケース(コマンド)」は存在する。
ということで、その必要性は腑に落ちましたという話でした。