データベースのバックアップをDropboxへ転送する方法
2018年06月25日
サイトの運営をしていて考える必要があることは、ウェブサイトのバックアップをどう取るかです。
仮にバックアップを取っていない場合、何らかの問題が起こってサーバ上のデータが消えた時に、取り返しがつかなくなります。
サーバ上のデータが消える原因としては、作業ミス、サーバのハッキング、サーバ会社川野問題など、様々なものがあります。
これらの問題に対処するための方法もまた多様で、サーバ自体を多重化することなどもありますが、基本はバックアップを取ることです。
中でもデータベースは、毎日変化する場合もあるため、こまめにバックアップを取ることが求められます。
バックアップを取る基本は、cronでデータベースのダンプファイルをサーバ内の特定のバックアップフォルダに保存することですが、この場合、サーバ自体が消えてしまったときにバックアップがありません。
そのため、サーバ自体の障害に対応するためには、サーバの外部ストレージにデータを定期的に退避させておくことも重要になりますが、手動でやると手間がかかります。
1つの方法として、Dropboxにバックアップデータを転送する方法があります。
Dropboxは無料である程度の容量までは使用できるため、バックアップを取る方法の1つとして優れています。
ただし、セキュリティ的には100%安全とはいえないので、顧客の個人情報を含む場合の方法としては推奨できません。
手順についてなのですが、Git Hubで、Linux系のOSからDropboxにファイルをアップロードするシェルスクリプト(dropbox_uploader.sh)が公開されているので、それを利用する方法は簡単なのでおすすめです。
具体的な手順としては、Qiitaの以下のページに詳しく掲載されていますので参考にするとよいと思います。
さくらVPSのデータのバックアップに Dropbox を使ってみる
流れとしては、サーバにdropbox_uploader.shをアップロードして実行権限を与え、必要なDropboxへのアクセス情報(トークン情報)を設定してやるとシェルスクリプトが利用可能になるので、あとはcronで実行することでDropboxへ好きなタイミングでアップロードできます。